続 デジパーとロンドン。アジア人と日本人。

こんばんは、SANDRO(サンドロ)ヘアドクター櫻井です。

初めての方はこちら。

では、続き!!

ロンドンで僕がデジパー施術した数々の方。
日常で使う水が石灰分を多く含んだ水なので、どうしてもパサパサ、カチカチになりやすく、毎日のホームケアが重要になってきます。

それに付け加え、ドライヤーの風圧と熱がハイパワー(日本の倍)過ぎて、乾かし過ぎによりオーバードライになりやすい傾向が。。。(あちらの方々は当然日本のパワーを皆さん知らないので説明出来ませんでしたが。。。)

なのでロンドンの事情と、デジパーの特性を計算して僕が厳選したシャンプー、トリートメント、アウトバスオイル、スタイリング剤をつけてもらうようにした所、ほとんどの方が劇的に改善されました。
情熱もって、目の前のお客様の髪が良くなるように真剣に取り組めば人種はさほど関係ないんだな、という事に気づきました。

話を戻します。

ここは日本。

水は軟水だし、電圧もロンドンの半分なのでオーバードライの心配もほぼ必要ない!!
商品も対日本人用に作られた数々の商品なので、日本人には環境がとても良い!!(と僕は改めて気づく。)
あとは、毎日どうやって乾かすかがカギを握ってくるわけです。

手順はこんな感じ↓

①.濡れたまましばらく放ったらかしはNG
目の細かいクシでとかし過ぎない。

②.タオルドライが時短&効率よく乾かすカギ

③.まずは根元から。毛先は最後!!

④.見える訳ないけどキューティクルを同じ方向に乾かす事をイメージしながら

⑤.仕上がりのイメージを持って微調整

⑥.オーバードライには要注意!!理想は8~9割乾けばOK!!

順を追って解説↓

①.全てのブローに対して言えることです。しばらくほったらかすと、雑菌が繁殖しちゃいます。

→洗濯物の半乾きはめっちゃクサいですね。雑菌の繁殖により、臭いつくので。同じ事だと思って下さい。

濡れたまま寝ると毛先が痛みます。

→濡れた髪の毛はキューティクルが開いてます。枕等の摩擦でキューティクルが剥がれ、痛む原因に。

いきなり目の細かいクシでとかすとキューティクルが剥がれやすいです。

→目の粗いクシでとかしましょう。無ければ手ぐしでOK!!

②.ビシャビシャのままだと乾くのに時間がかかるからと言って毛先を中心にゴシゴシやるのはNG!!
 根元を中心にしっかり水分をとる。

→1と同じく、濡れた髪のキューティクルは開いてます。その状態で毛先同士を擦れ合わす行為は
キューティクルが剥がれるのでオススメ出来ません。
毛質で毛先が乾きづらい方は、毛先を優しく揉み込むようにorポンポンと軽く叩く。

③.毛先は乾きやすいので、まずは乾きづらい根元から

根元はパサパサになりにくいけど毛先はパサパサになり易いですね。
ということは毛先は一番乾きやすいのです。
毛先から乾かす事がオーバードライの原因にもなります。
根元から乾かしてると自然に毛先にも風が当たるので良い感じに乾いてきます。

ボリュームが欲しい所、欲しく無い所、分かれやすいエリア(前髪等)を先に決めて乾かす

→仕上がりが早く、デザインが決まりやすい。
乾いた後で調整はかなり手間のいる作業。
これがしっかり出来てるとスタイルの持ちがメチャクチャよくなります。

④.あくまでもイメージです!!

 →ツヤツヤの髪は、髪の毛1本1本のキューティクルが毛先に向かって同一方向に向いてます。
それが光の反射によりツヤツヤに見える。というメカニズムです。
風のない湖はツルッとしていて美しいです。日照条件によっては鏡のように輝いてますね。
では、風が強い日の湖はどうでしょうか??イメージ的にはそういう感じです。

手ぐしで5本の指を使い、キューティクルを整えるように、です。

→今回のケースはデジパー。基本ブラシは必要ないので、自分の5本の指がブラシとなりますが、
実は意外と手ぐしって良いんです。
自分の手の脂とかが勝手にくっついてくるのと、ブラシと違い自由自在に操れます。
手ぐしは目の粗いクシ&ブラシだと思ってください。

⑤. ③でほぼデザインが出来上がってるので、カールを強くしたいか緩めたいかの部分的な微調整です。

→緩めたければラフにバーっと。強くしたければネジって温風を当てそのまま放置or冷風で冷ます。
冷風で髪を冷ます事で髪はその状態をキープしようと頑張ってくれます。
スタイリング剤つける前に冷風を当てて髪を冷ます。
ほんの一手間かけるだけでスタイルの持ちが断然変わってきます。

⑥.毛先はちょっと物足りないかも??ぐらいがちょうどいいです。

→完全に乾いた髪でも健康な髪の中の水分は約10%(ここでは細かい数字は省略)存在してます。
毛先は少なからずダメージしてるので根元よりもパサパサになりがち。
ということは、根元の水分より毛先の水分が乾かし過ぎにより、不足ギミというサイン。
毛先を手で触った時に、『もうちょっと乾かしたいかも』ぐらいが意外とちょうど良いです。

長くなりましたが、今日はこの辺で。
次回はパックリ前髪やパックリ分け目の乾かしかたのお話を。

では、また!!

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