こんばんは、SANDRO(サンドロ)ヘアドクター櫻井です。
そういえば以前、ロンドンの水は石灰を多く含んでると話しましたが、どれぐらい強烈かというと
電気ケトル(あちらはステンレスが主流)
水滴の跡が白く、こびりつきまくって取るのに非常に時間がかかる。
シンクや、蛇口
蛇口もケトルと同様。シンクの排水口付近には何やら不思議な石の塊(鍾乳石か?といってもいいぐらい 笑)が。。。
なので、蛇口から出るお湯を煮沸して飲もうとは到底思えず、
当時愛用していたのはブリタの3リットル用の浄水器。
これはめちゃくちゃ調子良いです!
余談はこれくらいで、本題。
前回までひたすら女性編でした。
今回は男性編です。
東京では刈り上げ旋風が巻き起こってましたが、あちらロンドンでも同じ事が。
もう、ひたすら刈り上げ刈り上げ!
これは人種問わずでした。
ほぼ刈り上げ。
1番楽しかったのは中東の人。
バーバーブームの火付け役にもなったエッジ効いたカット、中東発のデザインを皆さん、ほぼこぞってオーダーしてきます。
僕は本来攻めのカットを得意とするので、
(お任せと言われたら、僕はめちゃくちゃ攻めます 笑)
こういうエッジ効いたカットはとっても大好物。
続いてアジア。
こちらは人によりますが割とエッジ効いたカットの注文も多かったです。
ヨーロッパは、エッジ効かせすぎない程度の、いわゆるフツーな感じ。
僕のお客様の層はそんな感じでした。別のスタイリストや他のお店はまた違う客層です。
刈り上げる時、バリカンを使うか使わないかでしばしば美容師さんの間でも論争があります。
僕は基本ほぼ使わない。
めちゃくちゃエッジ効かせる時だけ、使いますが、バリカン使った後は必ずハサミで微調整します。
なぜか。
①場所によって髪の毛の密度や、濃さが違う。
②人によっては、いきなりバリカン入れる事で十円ハゲみたいなのが所々できてしまう。
③伸びた時にイガグリみたいにならない。
からです。
順を追って解説
①刈り上げでグラデーション入れる時、密度が濃いエリアと密度が薄いエリアがある。
ここをハサミで微調整しながら進めていく。
バリカンの角度では対応出来るけど、重たいしいちいちアタッチメント変えるよりかは、ハサミでやった方が早い。
②癖っ毛の人に多いのですが、たまに、街中で見ます。
ポツポツと十円ハゲみたいなやつができちゃった人。
あれはハサミでどうにかできます。
部分的にそういうエリアは長く残しながらハサミだと切れるからです。
これは同じ長さしかカットできないバリカンでは到底不可能。
③これは、僕の個人的主観ですが、バリカン使っても最後にハサミで微調整した時の方が、伸びてきた時マイルドになる率が非常に高い。
バリカンだと、イガグリみたいにツンツンしちゃって収集がつかない。
髪の毛に対してハサミの入射角や髪の毛の断面を計算しながら普段仕事してます。
という理由で僕は断然ハサミ派です。
続きは次回。
では、また!!