初めまして、SANDRO(サンドロ)櫻井勇介です。
東京表参道 peek-a-booで13年間働いた後、
移民の街ロンドンに半年間滞在し多種多様な人種のヘアスタイルに対する思いを学び、
地元香川県に今まで培ってきたモノを
少しでも広めたいと思い、高松市にsandro(サンドロ)という名前で美容室をオープンする予定です。
ヘアスタイルが決まらないないと、1日が不機嫌になる
皆様もそんな経験、お有りだと思います。
髪型が人の1日を左右すると言っても決してオーバーでは無いはずです。
東京で働いていた時、お客様からこんな事を言われました。
「夫が髪型褒めてくれて、夫婦喧嘩中だったのに治った!!」
大変有り難いお言葉でしたし、僕も当人と一緒になって喜んでおりました。
が、独身の身としては
そんな事あるのか?!
髪型がそこまで影響するという事に内心ビックリしたのを今でも覚えています。
僕もその内経験するんだろうな。。。
僕自身、自分のヘアスタイルが決まらない時が稀にあります。
勿論、すごく気分が下がります。。。
ですが、この仕事を生業としてる以上、気分の上げ下げでお客様に接すると言う事は、
明日の朝、僕の顔が吉沢亮になってる事以上に不可能です。(彼のファンの方ごめんなさい!!)
浅はかな引き合いですが、それぐらい無理という事です。
そう、プロフェッショナルとしては何が何でも自分のモチベーションを下げてはダメなので、、、
そいう時は、髪洗ってやり直します。(自分自身の場合)
勿論、美容師さん以外のお仕事の方はそこまで時間かけられません。
朝は貴重な時間。5分でも時間が余るとどれほど嬉しいか。僕自身身をもって体験しておりますが、ご家族のいるご家庭ならばなおの事と思います。
なので、いつもお客様には乾かすだけで決まるように、(コテやアイロン使ってもらう時も勿論あります)カウンセリング後にこちらが必要と判断し、お客様に了承を頂いてから、カットの中にパーマやストレート、カラー等の小ワザを効かせた施術をしてまいりました。
なぜ美容師なのに自分の髪が上手くできないことがあるのか??
人間だからそんな時もある。
そんな意見もあるとは思いますが、
僕の意見は
違う!!そうじゃ無い!!
です。
ヘアスタイルのベースとなる土台のカットをしっかりして、どこが膨らみやすいか、どこがハネやすいか、普段何のスタイリング剤を使用しているか、で質感の調整を各エリア毎に繊細に変える。(僕の髪の場合カットだけなので。)それが出来て初めて翌朝、自分自身での1分以内のスタイリングが可能になります。
ただ[すく]だけで終わると次の日以降とんでも無い事になります。
(僕はこれを悪魔の仕業と呼んでます )
話が前後しますが、僕が髪型が決まらなかった事が稀にある続きです。
peek-a-booに在籍していた時は自分たちの髪型はお店の商品や看板なので、
他店ではカットしてもらった事がありませんでしたが、退社後、自身の勉強の為にいろんな人にカットしてもらいました。
決まるカットもあれば、そうじゃ無いのまで様々。お店によって切り方など方法は違うので、決まるカットだと思っても他の人はそうじゃ無いと思うかもしれない。千差万別です。
担当者が100%出し切った髪型という商品。その商品を毎日使うのはお客様。
僕はそこを感じたかったのでいろんな人にカットしてもらいました。
改めて感じました。
テクニックや理論はあって当たり前。上手くて当たり前。それよりも、その人の生活の一部になれるか、毎日心地よく使ってもらえる髪型という商品かどうか。ここを忘れないでおこう、と。
(長く美容師するとだんだん薄れてきちゃう感覚…やや備忘録気味ですいません 笑)
では、また!!