こんばんは、SANDRO(サンドロ)ヘアドクター櫻井です。
毎回カラーでしみる方でも、ほんの少しの工夫でしみないかも?!
(前回宣言したテクニック編は次回に持ち越しです。すいません!!)
カラー用の頭皮のオイル等の処理は必ずやるはずなので、ここでは省略。
1. カラーする前の2、3日はシャンプーしない。もちろん、カラー当日もシャンプー無しで先にカラー。
2. 2〜3週間は湯シャンのみで頭皮の環境を整える。
3. カラー剤をよーーく混ぜて、5分程放ったらかした後に更にもう1回よーーく混ぜてカラーを塗ってくれと担当者に言う。
これは、あくまでもしみる方に特化したお話し。
順を追って説明する前に、予備知識としてまずはこちらを。
しみる方に多いのが頭皮の乾燥、頭皮の細かなキズ(普段のシャンプーとかで)、花粉、アレルギー、これらが多いです。
まずは、自分で回避できる事から始めます。といっても至って簡単。
では本題!!
1と3は必ず行ってもらい、2は暑い時期や汗かきさん(僕は非常に汗かきなのでよくわかる)には厳しいと思うので、時期を見ながらという事で。
1と2に共通する事。
普段のシャンプーで必要な頭皮の油分を取りすぎてる恐れがあります。
もしかしたら、ゴリゴリ洗いすぎて目に見えない細かなキズがある場合も。
それにより更に頭皮が乾燥→薬液によりしみる。
なので、頭皮の油分をある程度確保してあげて万全の状態で自分の体内から出る油分という最強のバリヤーを使いカラーをしましょう。という事です。
たまに質問されますが、それによりカラーの染まり具合は一切関係ありませんのでご安心を!!
3は、割と知らない方多いかもしれません。
カラー剤は美容師が使うのも、市販(一剤と二剤を混ぜるタイプ)で売られてるのも、同じで一剤と二剤を混ぜる事で化学反応が起きます。
カラー剤の反応は混ぜた直後は反応が強く、しばらくすると安定します。
基本的に混ぜてから10分ぐらいは急激に反応します。
ですので、混ぜたカラー剤を5分程放ったらかす事によりカラー剤の反応が少し落ち着いた所を見計らい塗布してもらう。
仮に10分以上放ったらかすと、染まり具合に影響が出る場合もあるのでベストは3~5分。
僕はこの反応を逆手に使い、カラー放置時間の調整をしてビミョーな色を作りあげたりもします。
シャンプーに関してですが、何を使って洗ったからといってしみなくなる事は100%ありません。
大事なのは、洗い方や、洗う頻度です。
食器洗う時に洗剤使わないでお湯だけでもある程度汚れが落とせるように、湯シャンでも頭皮の汚れはかなり落ちます。
かつてのお客様のお話しですが、
40代女性の常連のお客様でカットは僕。カラーはご自身でセルフカラーされてる方のケース。
(セルフカラー、否定はしませんが皮膚敏感な方には薬剤のパワーが強すぎるのでオススメできません。)
突然、頭皮にできた無数の発疹。皮膚科に行き、お医者さんからシャンプーを処方され使い続ける事4ヶ月。
改善されるどころか更に症状は悪化。そして、髪の毛も手ぐしが通らないほどにギシギシ。。。
僕も当時はお医者さんが言うから黙ってましたが、我慢できずにこんなアドバイスを。
処方されたシャンプーは捨ててください。今晩から次回来店時(3ヶ月後)までは湯シャンのみでお願いします。どうしても洗いたい時は、ドライシャンプーでお願いします!
確実に現状より良くなりますので、僕を信じて!!
3ヶ月後、頭皮状況は驚くほど改善され、手ぐしも通るまでに復活!!
ドライシャンプーの使用は週1のみだったそうです。
そして僕は次なる一手を。
今晩からはこのシャンプーで洗ってください。ただし、毎日ではなく2~3日おきに!!
渡したシャンプー、ケミカルですが、敏感肌用で洗浄力が弱いので油分を取りすぎず、匂いもとても良く、髪の状態もとてつもなく良くなる僕の当時お気に入りの一品。
そのお客様は3ヶ月後無事に治りました。
こういうのは、ご本人からすると、毎日がとてつもないストレスなので、本当に良かったです。
このケースはかなり稀でしたが、
もしかしたら、あなたの原因は油分を必要以上に落としすぎて、更にバキバキに反応しているカラー剤を塗った
というのが原因かもしれません。という事です。
ぜひ、ご参考までに。
次回は、施術デザインの変更でより頭皮に負担をかけない方法と、玄人向けのテクニックについてお話します。
では、また!!