こんばんは、SANDRO(サンドロ)ヘアドクター櫻井です。
1個を徹底的にマスターしようとするとその1個は新しい景色を見せてくれる。
僕の経験談です。
一流を目指すな、超一流を目指せ。
コテは毛先から根元までしっかり巻きなさい。中途半端な巻き方しか知らないようではすぐ崩れるスタイルしか作れない。だから基礎を徹底的にやる。しっかり基礎を理解した上で時代に合わせてデザインを作る。店の外出て崩れるようなスタイルはアマチュア。
僕の師匠の教え。
では本題。
昨日の続き、施術デザインの変更でより頭皮に負担をかけない方法&玄人向けのテクニックについてのお話。
今回も、カラーはしたいけど、①しみる方、②アレルギー等でお困りの方、③ブリーチ施術で色をかぶせる時に極力痛みを軽減できるhow to です。(カラーオイル等必要な前処理は全てやる前提です)
かつて手荒れが酷すぎて(1週間シャンプー禁止令が出たほど)気付いた事。
カラー剤がある周辺の空気でさえ手にしみる。。。(パーマも)
そう、化学反応中のカラーは周囲の空気にも肌敏感な人には多大な影響があります。
これ、わかんない人の方が圧倒的に多いです。
大体の人は、は?何言ってんの??的な目をしてきます。笑
本当なんです!!
まあ、わかんなくて当然ですが。
お年頃で白髪染めしてる人は、出来れば
毛穴の中から染めたい!!
そうお考えの方、沢山いらっしゃいます。
ただ、①、②に該当する方は中々そういう訳にもいかず。。。
②はヘアマニキュアやヘナで対応してる方が多いです。
ただ、色のバリエーションが少なく、それだけを使って明るくしたりは不可能。
なので②の方にはヘナやマニキュアでリタッチだけをし、ハイライトを全頭に細かく入れます。(ヘアスタイルによりデザインは様々)
従来の単色カラーより微妙に明るくする事でヘアスタイルに立体感が出るので髪が動いた時に様々な表情を見せてくれるのが最大の特徴。
そして、肝心の根元は、一方向だけではなく四方向で塗布する事(*)でいつもよりも4~7日間は持ちます。(実際のお客様の感想です)
(*)柵をペンキで色塗る時、一方向では塗りませんよね?表裏左右と塗ると思いますが、それと同じ。
柵の一本も髪の毛の一本も丸いのです!!
①の方でも同じようにハイライトを入れる事もありますが、
白毛の本数次第では全て大量のホイルワークのみ(アルミ貼るやつです)で白髪部分のみを白髪染め、他はハイライトで施術する事もあります。
この最大の特徴は全頭に対して薬剤がほとんど頭皮に付かないで単色染めとは違う立体感を得られます。
ここからは③も該当します。→ 毎月の白髪染めでは、昨日の記事と同じく、薬を混ぜて5分放置後に更にもう一度混ぜ、地肌に薬剤が付かないようにリタッチ→薬剤に対して地肌が慣れてきたところで優しく地肌に塗布する事でびっくりするぐらいしみるのが大幅に軽減されます。
全くしみない方には、なんのこっちゃって感じですが、この記事の該当者には毎月が死活問題レベルで悩んでおられる方もいらっしゃるのです。
①と②のハイライトは毎月ではなく、4〜5ヶ月ぐらいの頻度でされるのが理想ですね!!
もっと詳しく説明したいところですが、ここから先は美容師さんにしか伝わらないのでこの辺で。。。
僕自身が肌が弱く、カラーのリタッチという超基本をいかにしみないように施術できるか徹底的に自分の頭で実験してみた結果です。
冒頭にも書きましたが、
リタッチという基本を徹底的にマスターしようとしたら、リタッチが新しい景色を見せてくれました。
ありがとう、リタッチ!!
(もちろん他にも増えたレパートリーはカラー以外にも山程ありますがまた後日)
これは、自分がしみない為に学んだ事ではありません。
全てはお客様の為に!!
では、また!!